ハイ・コンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代」を読んでみて。今日から実践できそうな3つのこと
- 作者: ダニエル・ピンク,大前研一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2006/05/08
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 194回
- この商品を含むブログ (298件) を見る
新年あけましたおめでとうございます。昨年の一人アドベントカレンダーがおさまっておりませんが、いずれ更新しますよ。いずれね。
年末年始にかけて積ん読本の消化に取り組んでおります。(電子化されていて)物理的に積んでないのであまり積ん読感ないですが こんどはiPad miniの容量が逼迫することによってプレッシャーを感じております。世知辛いです。
「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」」をオススメされたので読んでみました。刊行されてからずいぶん経っているみたいですが、自分としては年始に読んでおいて良かったなと思っています。 1年の目標というよりもう少し長めのスパンで、どういう風に働いていたいかということを考えさせられる本でした。
何が書いてある本なの
何が書いてある本なのかを1枚のスライドで表してくれているものがあったので、以下のブログから拝借しました。 メタファー(比喩)の世界にようこそ/ビジネスとデザインの交差点〜D School留学記
これから求められる「六つの感性(センス)」
1「機能」だけでなく「デザイン」 2「議論」よりは「物語」 3「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」 4「論理」ではなく「共感」 5「まじめ」だけでなく「遊び心」 6「モノ」よりも「生きがい」
概念的な部分についてはフムフムと読んでいて面白いです。 この本はさらにでは具体的にどういうアクションをしていけばそういう思考や姿勢で物事に向かえるのか?が触れられています。
そこから自分なりに今日から
無理なく
普段から
実践できそうなことを書き出してみました。
今日から実践できそうなこと1 いいデザインはどんどんreblog
「気になったデザイン」は忘れずに記録
この本では「機能」だけでなく「デザイン」の行動をすすめる上で、小さなノートを用意して、良いデザインを見つけたら常にメモしておくようにと書かれていますが、これは既に実践している人も多いと思います。現在ではEvernote使ったり、Piterestを使ったり。tumblrなんかで気軽にポストできるのでこれはすぐにでも実践できそうです。
tumblr開いてポストするのは意外と億劫になったりするのでbookmarkletを使ってある程度ラクするのも続けるコツだと思います。
あとはTwitterでつぶやいた結果やfacebookでシェアした結果を自動的にストックしておくのもいい方法だと思います。
【今更】IFTTTでfacebookでシェアした投稿をtumblrにまとめる。
今日から実践できそうなこと2 「言い得て妙」な比喩は村上春樹でストック
「いいたとえ話」は書き留めておく
「個別」よりも「全体の調和(シンフォニー)」の行動をすすめる上で、比喩的な思考の重要性が説かれています。
比喩
は創造力の合理性
なんだそうです。
この本の主旨の一つとしてはコンピュータで置き換わらない部分を自分の仕事にしていく必要性が挙げられています。
たしかに比喩表現は対象となる事象をきちんと理解していないと「言い得て妙」とはならないので、この部分を鍛えるために「いいたとえ話」のストックは非常に有効なんだそう。
これも1と同様に情報を容易にストックできるようになっている環境ではすぐに実践できそうです。
でもなかなか良い比喩
なんてものには出会えないわけで、「比喩といえば村上春樹かー」なんて思っていたらすでにまとまっているものが。
こういう部分から比喩に触れて、自分で良い比喩と思うものをストックしていくのもアリかもしれません。
今日から実践できそうなこと3 boketeでユーモアと右脳を鍛える
マンガの「吹き出し」のセリフを考える
「まじめ」だけでなく「遊び心」の実践として、この本ではマンガ(ニューヨーカー誌のマンガ)の吹き出しを空白部分を当てるというものがあります。
この訓練、bokete
のサービスに非常に近いと思います。「リズムと簡潔さ、そして驚きが必要だ」という点もまさにbokete
。
bokete
にはお題が常に上がっているし、お題について必死に頭をひねる時間が産まれ、もしまれに面白い回答をつくりだすことができれば、いっぱい☆がもらえて承認欲求も満たされますしね。
まとめ 読書後に実践できることをメモるのは良い。
積ん読を消化していくのも大事ですが、中身も消化できるようにこうやってログつけていくのは、そのまま実践できることを確認できるので良いと思いました。 読みっぱなしはやめよう。